ウェブサイトのページ作成に「バーナム効果」を応用しよう2018/2/13
人間の行動には、「法則性」があると言われています。
これをうまく活用し、より良いページづくりをしてみましょう。
「バーナム効果」とは
「バーナム効果」とは、誰にでもあてはまるような、曖昧な表現や一般的な表現を見て、「自分も当てはまる」と思い込んでしまう心理現象のことをいいます。
この効果を活用したページづくりの例をご紹介します。
感情
・悩みがある
・疲れている
・癒されたい
・キレイになりたい
・楽しいことをしたい など
ほとんどの人が、あてはまるのではないでしょうか?
こういった、感情を利用し「自分も対象だ」と思わせることで、興味を持ってもらいます。
(例)「髪の毛がキレイだね」と言われたいあなたへ。手触りがおどろくほど変わります「オリジナルシャンプー」
「キレイだね」と言われて、うれしくない人がいるでしょうか?
「キレイになる」ための努力は、永遠に続くと思っている人も多いはずです。
ここで「ダメージヘア」や「くせ毛」といった表現も考えられますが、ネガティブイメージよりは、ポジティブイメージでの表現の方が印象が良いと感じられるでしょう。
(例)疲れがとれにくいあなたへ。思わず声が出てしまうハンドマッサージ30分1000円
「疲れ」は常に感じるもの。解消したいと思っている人は多いはず。
文字をグレーにすることで、より「疲れ」をイメージさせています。
五感
絵や文字を見ただけで想像ができる感覚はたくさんあります。
特に、
・美味しい
・気持ちいい
・癒される
・いいにおい
といったあたりは、想像しやすく、「自分も体験したい(あてはまる)」と、思われやすいでしょう。
(例)気付いていますか?自分の体臭。瞬間消臭「消臭次郎」600円。まるで、お花畑にいるような空間に。
「嗅いでみたい」と思わせるようなビジュアル(画像)を使いましょう。
「臭い」という印象よりも、「つけた後のこと」が想像できるようにしています。
(例)子ネコも納得!ふわふわ毛布1500円
かわいい動物は、多くの人の目を引きます。
「薬事法」に注意
医薬品や健康食品の表現の際に知っておきたいのが「薬事法」。
特に、効能・効果、性能についての表現には注意が必要です。
まとめ
上記の例を見て、「営業トークに似ている」と思った方もいたのではないでしょうか。
ホームページでは「接客」ができない、と思っている方が多いようですが、決してそうではありません。
会話で伝えられない分、「視覚」に訴えることが必要となります。
人は8割近い情報を「視覚」から得ると言われています。
誰にでもあてはまるような、曖昧な表現や一般的な表現を活用し、かつ、訴求力の高いビジュアル(写真)で、「味覚」「触覚」「嗅覚」を刺激し、興味をもってもらう工夫をしてみましょう。
ぜひ、活用してみてください。